「かもめ」の女性たち③

心を入れ替えたのか、三日坊主か、、、とにかく書きます。登場人物紹介。

今回はアルカージナについて。主人公コースチャの母親で、有名女優です。
「かもめ」の登場人物で、おそらく一番有名なアルカージナですが、これは芸名で、イリーナ・ニコラエヴナ・トレープレワというのが本名です。
田舎の兄の屋敷に一人息子のコースチャを預けて、自身はモスクワで若い愛人トリゴーリンと暮らしています。

アルカージナは、女優であることに高いプライドを持っています。このアルカージナ役を演じるのは、我らが代表、安くん。4役しかない女性役のひとつをなぜ安くん?なぜなら、カラーズだからです!だってみんな、、、見たいでしょ?

アルカージナは時に子供じみた行動をとる、自己中な、まるで、強い香りのする美しい大輪の花のような女です。常に女優であることを意識して、「私は女優よ!」と度々口にします。そして、その魅力に誰も抗えません。

でも実は、能天気自己中女に見えるアルカージナも、おそらく苦悩しています。若い愛人の心のみならず、観客やファン、さらには息子の心が、老いていく自分から離れていくのを恐れているのです。
常に常に自分を「演じて」いるために、本当の自分、素の自分を見失ってしまい、いつのまにか、「自分を演じる」ことしかできなくなっている哀れな中年女なのです。

チェーホフはこの作品を「喜劇」と呼びました。が、内容そのものは全く喜劇ではありません。
例えば(この後、めっちゃネタバレ!)ラストに、コースチャが自殺しますが、それを知らずにゲームに興じているアルカージナ。この、紙一重のところにあるグロテスクとも言える喜劇性こそが、チェーホフが「喜劇」と呼んだものなのじゃないか、と私Uは思っています。

さてさて、本番も近くなり、衣装も揃ってきました。ところが!!!海外通販で届いたアルカージナの衣装が頼んだものと違う〜!でも買い直すのは間に合わない!どうする衣装部?
とりあえず、安くんが試着してみると、なんだかこれでも良くない?思ったより良くない?てか、どんなドレスも着こなす安くん凄くない⁉︎
何か間違ってる気がしますが、安くんの筋肉美に期待しててくださいね♪